塾生の声:藤井頼子

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仲間と一緒に取り組むキャリア開発。
徹底的に自分と向き合う半年間を経て、
また自分らしく前へ進むことが出来るようになった。

藤井頼子

fujii yoriko

藤井頼子(ふじいよりこ)プロティアン・キャリア戦略塾2期生/国家資格キャリアコンサルタント/ 関西大学社会学部卒業後、大手鉄道会社にて駅ナカ開発や広報に従事。スポーツ業界へ転職し、アスリートのキャリア支援事業の立ち上げに携わり、プロスポーツ選手や各競技団体の選手研修や引退後のキャリア支援を行った。現在はプロ野球球団職員として勤務。 ※インタビュー当時のものです

プロティアン・キャリア戦略塾入塾の背景(私のキャリアの歩み)

私は幼少期からスポーツ観戦が大好きで、小学生の頃から「将来はスポーツに関わる仕事がしたい」と明確な目標がありました。学生時代を経てもずっとその思いに変わりはありませんでしたが、スポーツ業界は新卒での採用が稀だったため、まずは大手企業でキャリアを積むことにしました。本業の仕事をしながら、スポーツ界の勉強会や交流会へ足を運んだり、ボランティアをしたり、何とか道が繋がらないかと20代はひたすらスポーツ業界へ入る機会を創っていました。私はスポーツ業界の中でも、特に、アスリートのキャリアについて課題を感じており、その課題解決に携わりたいという思いを持っていました。行動の甲斐あって、社会人7年目でスポーツ業界へ転職。アスリートのキャリア支援事業の立ち上げに携わりました。それによって自分のビジョンや思いと一致する仕事に携わる喜びを経験しました。その後、更なるスポーツ界での経験を積むためにプロ野球球団へ転職。プライベートで、仲間とアスリートのキャリアの勉強会を行うなど、キャリアに関する活動を継続しています。思えば、私は「プロティアン・キャリア」に出会う前から、自分の思いに沿って、キャリアを蓄積していくということを実践していたように思います。でも、自分の感覚や思いに頼っていて、「戦略的」に考えるという思考はなかったかもしれません。

なぜ戦略塾を選択されたのでしょうか?

「この戦略塾は本気だ。ここなら、私も変われるかもしれない。」と感じたから

幼少期から憧れていた希望の業界で働き、周りからも「夢を叶えていてすごいね」と言われることも正直よくあります。ただ、思いを持って取り組んでいた事業がうまくいかず、大きな挫折を経験しました。それをきっかけに、現状にモヤモヤしたり、先の自分のキャリアに悩み、自分らしく動けなくなってしまいました。大学院への進学など、色々と調べていたところ、田中研之輔先生を知り、何となく先生の著書『プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術』(日経B P)を読みました。そして、「これはアスリートのキャリア支援に活かせるのでは!」とピンときました。そして、スポーツ界にプロティアン・キャリアを伝えるには、まずは自分自身が受講して体験してみようと考え、①自身のキャリアを見直す機会を創ること、②アスリートのキャリア支援に活かすこと、この2つの目的で入塾を決意しました。戦略塾の説明会を受け、半年間の充実したプログラムとタナケン先生の熱意に引き込まれ、「ここにチャレンジしてみれば、何か変わるかもしれない」と直感しました。転職を前提とした人材紹介会社の無料のキャリアカウンセリングではなく、有料でもいいから、一度しっかりと自分でキャリアを学び、見つめ直す機会をつくりたい、そんな自分の思いと戦略塾の存在はぴったりでした。また、オンラインで受講出来ることも、受講を決めた理由のひとつです。私は関西在住ですが、オンラインだからこそ全国の皆さんとリアルタイムに一緒に受講出来き、場所を越えて繋がれることも、大きな魅力だと感じました。

戦略塾で学ぶ魅力は何でしょうか?

真剣にキャリアに向き合っている同志と共に行うキャリア開発

戦略塾の魅力は仲間との実践機会だと思っています。戦略塾内のプログラムでは、中間発表、実践報告、最終プレゼンなど、自分のキャリア戦略についてプレゼンする機会があります。それに対し、タナケン先生、有山さんなど理事4名と、戦略塾生全員からフィードバックを受けることができます。自分では当たり前だと思っていたことが、強みだという気付きがあったり、自分では気づきもしなかったことをアドバイスいただけたりしました。コメントをくれた仲間から、なぜそう感じたのか、自分のどういう話がそう感じさせたのかと別途詳しく教えてもらったり、自分で内省もしました。自分ひとりで悶々と考えているだけでは気付けなかったことがたくさんあります。これこそが、「真剣にキャリアに向き合っている同志と共に、キャリア開発を行う」ということだと実感しています。業界も経験も年齢も全然違うからこそ、いろんな視点からフィードバックを受けることが出来ます。実は互いに一度もリアルではお会いしたことがなく、たった数か月前に知り合っただけの関係性です。でも、生き方について真剣に意見を交わし合っているからこそ、フラットに、客観的にフィードバックがもらえるのかもしれません。
そして、実践期間は、とにかく自分で立てた戦略に基づいて、決めた目標をひたすら実践しました。戦略塾に入ったからには「まずは行動してみる」と決めていました。有難いことに、タナケン先生や有山さんのお力添えもあり、プロティアン・キャリア協会で取り組んでいるスポーツ庁の「アスリートキャリアコーディネーター」のプログラムの受講や、アスリートへのインタビューの取りまとめなどの機会もいただきました。様々な悩みを抱え、なかなか動けなくなってしまっていた私ですが、この実践期間をきっかけに、また主体的に動き始めることが出来ました。ビジネス資本(スキルや経験)と社会関係資本(人脈や繋がり)を蓄積していることを実感しながら、どんどん自分の世界が変わっていくことを感じました。

卒業後、働き方、生き方において変化はありましたか?

自分の目指す思いを言葉にすることで、少し自信を持てるようになった

現時点での自分の目指す方向が見え、自信を持って前を向けるようになりました。どしっと構えられるようになったというか(笑)。自分のミッション、ビジョンに向けてキャリアを歩み出せるようになった気がします。大きな挫折を経験し、自分の思いや目標を失いかけていましたが、戦略塾での学びを経て、目指す先への課題も明確になり、動き始めました。これは私にとっては大きな変化です。卒業後の今、本業やそれ以外の学びや活動も、「これは社会関係資本が蓄積できているな」と自分の活動が資本として蓄積できている感覚もあり、仕事をすること、学ぶこと、活動することのサイクルが回っていることにワクワクしています。

戦略塾で得たものは何ですか?

人生でずっと使えるキャリア戦略思考と共に学ぶ仲間

戦略塾で得たものは、自らキャリアオーナーシップを持ち、自分でキャリアを作っていく思考と、共に学び合う仲間です。戦略塾で得たキャリア戦略の立て方と実践の経験は、この先の人生でもずっと使えるものだと思っています。キャリア戦略は、1回の最終プレゼンで完成するものではありません。また今後も、人生のタイミングや環境にあわせて変化させていくものなので、定期的に見直し、軌道修正をしながら、進んでいくものだと捉えています。そして、内面的な変化も私が得た大きなものです。名称は「キャリア戦略塾」ですが、表面的なロジック上だけの戦略立案に向けての時間だけではなく、何度も自分の内面と向き合う時間がありました。古川老大師からの「禅」の教えも初めての学びでしたが、瞑想や心の状態と向き合うこともこの戦略塾で教わった、キャリア戦略立案と実行に不可欠な要素です。
さらに、何度も触れていますが、戦略塾の仲間との出会いはかけがえのないものです。仲間との半年間があったからこそ、諦めずに考え抜くことが出来ました。信頼できる仲間がいたから、ポジティブに、自身のキャリアに向き合うことが出来ました。

戦略塾に興味をお持ちの皆さんへ、メッセージをお願いします

仲間と共に変化を楽しもう!

「迷ったら、前へ」私の好きな言葉です。戦略塾の半年間を修了した今は、とても気持ちがすっきりしていて、自分が進むべき道が少し見えたような気がしています。数年間、前に進めずにくすぶっていた私ですが、一歩前へ前進出来ました。それによって、見える世界が変わりました。確かに、半年間という時間も、金額も投資は小さくはありません。でも、現状を変えたいなど、様々な思いを感じているなら、一度しっかり自分と向き合う機会をつくることが、今後の人生にとっての価値になると思います。入塾した当時は半年後、この様な気持ちになっているとは思ってもいませんでした。大事なのは、自分で自身のキャリアを考え抜くこと。信頼できる仲間と共にキャリアを考えると、多様な視点を取り入れ、より豊かなキャリアを描くことも出来るかもしれません。

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