塾生の声:黄瀬真理

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思考の枠を外し、自分だからできることを突き詰めて考え、
未来の社会と自分のための行動に切り替えることができた。

黄瀬真理

Kinose Mari

大学卒業後、システム開発を経て、人材業界での経験約13年。
前半10年は大手転職支援企業でキャリア相談、求人紹介、面接アドバイスなど幅広く従事。現在は広報やWEBメディア編集などをメインに担当。 ※インタビュー当時のものです

プロティアンキャリア戦略塾(以下、戦略塾)入塾を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

40歳以降停滞したくない、どうしたらよいか方向性を見出したい

プロティアンキャリア戦略塾に(以下、戦略塾)入塾した理由は2つありました。
・70歳以上まで働きたいと考えた時に、40歳頃から具体的な準備を始めたいという想いが以前からあったため
・キャリアコンサルタントの国家資格を、自分なりに活かす可能性を見出したかったため

あわせて、入塾を検討していた時期は新型コロナウイルス感染症により緊急事態宣言が出た頃でした。私の場合、完全テレワークになったことで以下の変化がありました。
・通勤時間が無くなったことで約1時間半の時間ができた
・オンラインセミナーが増え、手軽にインプットできるようになった

こうした変化のなかで、自分自身の生き方そのものから見直す時期かもしれないという想いが芽生えました。実は戦略塾受講にあたり、すんなり家族の理解が得られたわけではありませんでした。「お金と時間をかけて入塾して何が得られるのか」と聞かれた時に、塾が設立された当初でもあったため、卒業後のイメージとして説得力のある材料はありませんでした。
しかし今こそ、「自分の軸」や「自分らしさ」を明確にしたいという情動は抑えられず家族を説得して、私こそがそのロールモデルの一つになることをも目指し、受講を開始しました。

なぜ戦略塾を選択されたのでしょうか?

所属組織は異なる環境に身き、「自分の軸」にフラットに向き合う時間を確保したい

今、ビジネス環境の変化の加速や企業の人事制度変革に伴い、「キャリア自律」の重要性が注目されています。「キャリア自律」とは、社会変化とニーズを捉え、目標と計画を描き、周囲のあらゆる資源を活用し学び行動し続けること。つまり、主体的にキャリア開発をすることです。

私は、大学卒業後から正社員として約15年働いてきました。都度、組織のニーズに応え、役割も果たしてきたつもりです。そのために、会社の戦略にあわせて自分自身のスキルも磨いてきたつもりでもあります。しかし同時に「会社の戦略にあわせて」というところに疑問を感じ始めてもいました。年齢を重ねるごとに「自分自身の戦略があり、会社の戦略がある。それらが重なり合うところで貢献する。」という思考と行動に変えていく必要性を感じるようになっていたからです。それが、本来のキャリア自律ということではないかと考えるためです。

そうした観点に立った時には、何かを学ぶにしても新しい仕事に挑戦するとしても、その先にどうありたいのか、何を成し遂げたいのかという自分のミッションやビジョンが必要です。積み重ねてきた知識やスキルは武器となります。その武器を使いこなすために、中心にある「自分の軸」を今一度掘り起こし、そこを起点に未来を見据え、更に社会が求めるものに適応し自分の未来の方向性を描き進むことが、社会に適合し生き残るために必要だと考えます。

プロティアンキャリアは、「軸を持ち変幻自在に生きるためのお作法」です。
プロティアンキャリア理論を使うと、以下を整理し明確にできます。
1:自らの軸
2:自らの軸に沿った未来の方向性
3:未来を実現するための時間の使い方、スキルや経験の蓄積の仕方、繋がりの作り方
戦略塾では3か月で体系的理論を学んだ後、後半3か月の実践トレーニングがセットになっています。実践トレーニングではプロティアン理論に沿って導き出した自分にとっての新しい行動を継続し、月末の仲間との内省を通して定着させます。こうした取り組みの結果として、思考と行動の両方を変えることができると感じています。

戦略塾で学ぶ魅力は何でしょうか?

プロティアンをキーワードに入塾の期を超えて仲間と研鑽し続けられる

戦略塾では、キャリアを人生と捉えています。そのため各自が、仕事だけでなく家族やその他大事にしたいことの話もします。そのなかで現在や未来だけでなく、過去の話も出てきます。表面的な話に留まらず、その根底にある想いも分かち合いながら自身の戦略をブラッシュアップします。
ここでは、各自が1つを極めてNO1になることのみを目指すのではなく、いくつの「自分ならでは」を掛け合わせてOnly1の価値発揮を目指しています。一人ひとりが本気で変わることを覚悟しているからこそ、互いの率直なフィードバックを、真摯に受け止めようとします。
そうした仲間は、家族ではなく、友人でもなく、上司や同僚でもない、一生ものの貴重な仲間です。一人で本を読み実践することも、もしかしたらできるかもしれません。しかし、戦略塾で塾生として学ぶ大きな魅力はここにもあると考えています。

卒業後、働き方、生き方において変化はありましたか?

インプットとアウトプットを、私個人から社会に向けて行うようになった

戦略塾後半の3か月では、今月の振返りと翌月計画立案をし、月末に同期とフィードバックをし合う時間があります。このように自分だけの目標に対しての定期的な内省が習慣化したことは、ありたい姿の実現に大きく影響していると考えています。この内省の場があることで、常に軸に立ち返り、また一歩を踏み出す、この繰り返しを高速で行っていくことができています。私の場合の、具体的な変化を3つピックアップしてご紹介します。

1)副業(複業)開始
本業とは異なる環境での仕事を通して、新しい考え方や価値観に触れることがフラットな視点で社会変化を捉えるきかっけになっています。時には本業では得られない新しいチャレンジの機会を得る事があり興味の幅が拡がったり、足りないスキルに気づいたりもします。私自身、広報で副業をしていたなかでモデレーターの機会をいただき、今は「伝える」仕事としてそのスキルも磨きつつ、経験を積み始めています。

2)貪欲な情報収集
これまでも月に1冊ほどはビジネス書を読んでいました。しかし今は少なくとも3冊は読むようになりました。また、自身の分野に関する調査データにも目を通すようになりました。戦略塾では自分自身のミッション、ビジョンを言語化します。自分自身が成し遂げたいことが明確になると、社会はどうなっているのか、どんな解決の方法があるのか、ヒントを得るためにアンテナを張り巡らせるようになったからだと考えています。

3)自らを表現、発信
自分を表現する一つの手段としてTwitterを始め、「自分ならでは」の考えについて、定期的に言語化し発信するようになりました。その都度「誰に何を伝えたいのか」、「何にどう感じたのかそれは何故か」を考えることが週間になり、それは「自分らしさ」に向き合う機会となっています。またTwitterを通して自身と共通するミッションや課題意識を持つ方と繋がることで、関連分野についての新たな視点や気づきを得る事が増えました。

戦略塾で得たものは何ですか?

人生において大事なものを再認識し、時間の使い方が変化した

こうしたことから、時間の使い方に対する意識が全く変わりました。これまでは「仕事」「育児」「家事」「ストレス発散」という時間の捉え方をしていました。しかし今は「社会に向けて自分の価値を発揮する時間(仕事)」「社会変化を掴む時間(学び、関係づくり、発信)」「自分と向き合う時間(内省)」「家族と向き合う時間(育児家事)」「ベストコンディションを出すための土台作りの時間(健康維持)」という捉え方に変わりました。どんな時も大事なのは「本業の仕事における成功」ではなく「人生における充実感(心理的成功)」。自分の軸に沿ってどう時間を組み立てるかという思考に変わったことは、今後の人生に向けても大きな変化だと考えています。

戦略塾に興味をお持ちの皆さんへ、メッセージをお願いします

決断し一歩踏み出した時から、いつだって誰だって変わっていける。

新しい自分になっていきたい。私を含め多くの人が、多少なりともそうした願いを持っているかもしれません。「自分自身はあるがまま」でいい。一人ひとりに強みや良さがあります。自分にしかないものは何か、大事にしたいものは何か、まずは自分の軸を知り、そして広く社会に目を向けて、新しい一歩を踏み出す。そうすれば、過去がどうであれ今後の人生に向かって何にだって変わっていける、そう思います。戦略塾では仲間と一緒にそのためのトレーニングを行っていくことができます。いつでも決断した時がスタート。一緒に、変化していくことを楽しみましょう。