現代版プロティアン・キャリアとは
1976年に米国のダグラス・Tホール教授によって提唱された理論を、法政大学キャリアデザイン学部 田中研之輔教授が現代に合わせて深化させたもの。ダグラス・Tホール教授の「プロティアン・キャリア」に「LIFE SHIFT(ライフシフト)(※)」の枠組みを接合させ、キャリア戦略の立て方とその実践手法を織り込んだ、最先端のキャリア理論。
(※)「LIFE SHIFT(ライフシフト)-100年時代の人生戦略-」リンダ・グラットン著
従来のキャリア論と何が違うのか
従来の考え方と比較をしてみると、プロティアンキャリア | 従来 |
---|---|
個人が主体 | 組織が主体 |
自分がしたいことを重視 | 組織が求めることを重視 |
社会で生き抜く力を重視 | 組織で生き抜く力を重視 |
自己の成長、実現を重視 | 出世を重視 |
心理的な成功を重視 | 社会的地位、金銭を重視 |
終身雇用の考え方にもとづき組織内キャリア開発主体の考え方が「従来」のキャリア論であり、
昨今の大きな環境の変化によって必要となってきた考え方が「プロティアンキャリア」なのです。
こんな人におすすめ
30代、40代、50代を中心に、組織内でのキャリア形成に行き詰まりや、キャリア(生き方)について満足感の薄さを感じ始めた、迷っている方。もちろんそれ以外の年代の方も、「自分の幸せな状態」を取り戻したい、と思える方々におすすめの考え方です。