FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア(SNS)、EvernoteやDropboxなどの情報を保存・共有するプラットフォームが幅広く普及しています。
それぞれに利点があり、異なるプラットフォームを連携して使う機会も多いのではないでしょうか。
みなさん、SNSは活用していますか?また、それはどんな目的ですか?私のケースをご紹介します。
SNSの種類/目的
Twitter:
・キーワードから投稿を検索、確認し、最新情報を取得
・イベント告知
・学びのアウトプット
Facebook
・既に繋がりがある方の活動に関する情報収集
LINE:
・イベント告知
・日常の連絡手段
Slack:
・各種連絡の受信
SNSを閲覧していると気が付いたら1時間~2時間見ていることはありませんか?私個人には、こんな経験がありました。
✓有益な情報をタイムリーに収集したいために頻繁にSNSを確認し時間がかかる
✓参加したかったセミナーを見落とす
✓ハッシュタグから検索をかけても、かなりの閲覧漏れがある
✓閲覧しているうちに、他のSNSを閲覧して、脱線してしまう時がある
どうにかして、「閲覧漏れ」をなくす方法はないのかと考えながらも、日々チェックしていると時間だけを浪費してしまう。また仕事が立て込み見忘れた時に限って、必要な情報を見逃すというまさに、負のスパイラルが起こることもあります。現代あるあるにも思えます。そんな時、前々職で「エクセルのマクロを活用し、自動化による時短」をしていた記憶がよみがえり、自動化アプリを活用する発想に至りました。
RPAは、特定の作業などを自動化しその作業をロボットが代行する仕組みです。RPAにはレベルが3段階あり、今回は私が使用しているRPA(Robotic Process Automation)と呼ばれるレベル1「定型業務」などの単純作業を自動化するRPAツールのご紹介をしたいと思います。
例えばTwitterの特定のツイートをSlackで受信するという作業を、自動的に行えるようになったらどうでしょうか。こうした細かい作業を自動化してくれるのが、IFTTT(イフト)というWebサービスです。IFTTTの基本的な使い方と活用事例をご紹介します。
IFTTT(イフト)ってなに?
IFTTTは、異なるSNSやプラットフォームを連携させるWebサービスです。TwitterやFacebook、Evernoteといったプラットフォームの仲介役をしてくれます。「IFTTT」は、「IF This Then That」の頭文字です。「もし、これをしたら、あれをする」という意味合いです。つまりあるツールで特定の動作をしたときに、別のツールで付随した動作を自動的に行えるようにできるのが、IFTTTの機能です。
例えば、次のようなことができます。
【TwitterとSlackの連携をする事例】
If=新しいツイートを検索(例Twitterで#あいうえお検索)
This=上記(検索したハッシュタグ)の内容をslackへ格納。
※slackのチャンネルに事前に#あいうえおのフォルダを作成します。
今回は、ThenやThatは活用せず、この2つの指示を作成するだけでほぼ、slackに指定したハッシュタグのツイートが集約されます。イメージとしては、メールの受信ボックスをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。
また、slackに表示される内容は、以下の全てです。
✓ツイートの内容
✓誰がツイートした?
✓そのURL
外部ツールと連動することで、自分の作業をすべて、RPAが代行してくれるという仕組みになっています。
導入後の実際の使用感や、費用対効果
導入後、SNSを閲覧する時間が大幅に減りました。私は、10個くらい指示を作成しており、複数のハッシュタグを自動で探してきてくれます。
月額500円ですが、1日換算約30円。しかし、10ツールあるので、一つのツールの代行日は3円です。1日2,3時間探していた内容が20分以内で完結しています。2時間削減したとしても、60円です。60円で2時間を購入したと考えた場合、読書時間に当てたり、時間にかなり余裕ができたりすることを考えるとコスパは非常によいと考えています。
まとめ
IFTTTも完全ではなく一部情報収集漏れがあると記事で見たことがありますが、今のところ、私は特に異常はありません。念のため、やり始めた当初二度手間ですが、相互参照し、確認もしていましたが、漏れはありません。しかし、今年に入って「#プロティアン」が、爆発的にハッシュタグが増えています。もしかすると、今は漏れもあるかもしれませんが、その場合、他の指示を追加して、オリジナルの指示を作成すれば、特に問題はないと思います。私は、ベント広告などを日にち変動で、特定の期間だけ毎日同じツイートをする指示なども活用しています。SNSの頻度は人それぞれ。少しでも多くの人にイベント告知を見てもらうため、TV広告のような感覚で定期ツイートをするという活用もしています。
時間は限られています。同じ作業は、自動化をすることができます。情報収集と情報発信を、RPAを活用し効率化することで、成果を最大化する一つのヒントとしていただけましたら嬉しいです。
小林 薫
国家資格キャリアコンサルタント
オフィスりふれくしょん(個人事業)
中小企業向け人財戦略・人事働き方支援サービス/キャリアの知見から、すべての人に「生きる」をテーマに未来への一歩を踏み出すきっかけを提供
大手人材派遣会社・大手物流会社からキャリアコンサルタントへ転身