前回、SNSとRPAを活用した時短術というコラムを書きました。あなたはどのようにSNSを活用していますか?
私は、Twitter・Facebook・Instagram・YouTube・Slack・amebaなどの様々なSNSを活用しています。
今回はなぜSNS活用が大切なのかについて実際の市場データから一緒に見ていきましょう!
インターネットの普及率とSNSの利用について
総務省の令和元年通信利用動向調査の結果によると、インターネットの利用状況は令和元年に過去最高となりました。また、スマートフォンを所有する割合が初めて8割を超えました。つまり日本の人口の1.01億人(1.265憶人の約8割)がスマートフォンを利用していることが分かります。それでは、実際どんな用途で活用しているのか、詳しく見ていきましょう。
このコメントからもSNS利用をインターネット利用の主目的としている人が多いことが読み取れます。
SNS利用人口は増えているのか?
出典:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05a.html
ここで注目すべきは、SNSの利用者は1年間で全年齢において増加しており、全体では9ポイントも利用者が増えていることです。このコラムを閲覧されている皆様の多くは、SNSを利用している可能性が高いということになります。
友人とのコミュニケーションに留まらず、インターネット上で情報発信をすることで、①新たな繋がりを作ったり、②自らの学びを深めたりすること(社会関係資本の蓄積)が可能です。皆さんはそうした活用をどのくらいしていますか?
なぜ今まで活用していなかったのか?
周囲の友人に、SNSの活用についてヒアリングをしてみたところ、「Twitterで人脈形成ができるなんて想像もしていなかった。また、Twitterで仕事のオファーを獲得するという活用方法は知らなかった。」という声を複数聞きました。未利用者の一部の声ではありますが、SNSにどんな活用の可能性があるのかを十分に把握していない人が一定数いることを表しているかもしれません。
SNSの活用により実現できること
(1)新たな繋がりから世界が広がる
①共通事項を軸に拡げる
②コアな話題をテーマに掘り下げる
③新たな繋がりを作る
上記の3点の視点をもう少し深堀します。
①共通事項を軸にコミュニティ形成・コミュニケーション加速の手段として活用できます。現在の繋がりに留まらず、新しい繋がりを作り拡げていけることが特徴です。
②非公開グループなどで「悩み」「不安」などの相談ができたりします。クローズドの場にする事で、安心して悩みを話すことができます。同じ悩みを持つ人が集まることで、共感が得られたり、解決のロールモデルを見つけることができたりします。
③ハッシュタグを使うことで、関連キーワードの幅広い情報収集が可能です。単に情報だけでなく、そのキーワードに関連する人とのつながりも作ることができます。
そして、この3点は、今後主体的にキャリア形成をしていくなかでも必要な観点となります。
(2)自らの学びを加速させる
新しく学んだことは、人に伝えてこそ理解が深まります。例えばセミナーに参加した、本を読んだ後などの後に、私は以下の様にTweetし記録を残しています。
あなたはどのようにアウトプットしていますか?
このようにアウトプットする事で、以下のようなメリットがあると考えています。
①自らの復習になり定着が進む
②他の誰かの気づきのきっかけを作ることができる
③同じことに関心を持つ方と新しく繋がる可能性ができる
学びは次に繋げてこそ自分のものになっていきます。Twitterを活用して、学びのその先に向けて一歩を踏み出してみませんか。
まとめ
インターネット社会の中身が、実際どう変化してきているのか。個人の利用状況や、SNSの活用状況に着目していくと、SNSの利用が増えている一方で活用の余地はまだあることがわかります。SNSには多くのメリットの一方でデメリットもあります。目に見えないことを理由に、嫌がらせをしたり、ウィルス感染しないなどの「自己防衛」も重要になってきます。
以上のことをふまえ、SNSのマナーを守りながら活用の幅を拡げ、同時に自らの可能性を拡げる使い方をしていけるといいですね。
読者の方のなかには、もしかしたら「理解はできるけど、自分のことを発信するのは抵抗がある」という方もいらっしゃるかもしれません。一歩がなかなか踏み出せない方も、安心してください。一緒にTwitterを始めてみませんか?
アカウントを作成したら「cckobayashi_hac」を検索してみてください。そして、フォローしていただければ、私の方からフォローバックし、最初の一歩を応援します。
SNSの本質は繋がりを作ることです。新型コロナウイルスの影響で、リアルでの人との接点が以前に比べて減ったと感じる人は多いかもしれません。一方で、デジタル化が進んだことで以前からあるSNSや、新しく出てきたClubhouse等を活用して、誰かと繋がり何かを始めるきっかけは、むしろ増えているかもしれません。
SNSを手段として活用し、キャリア開発の可能性を更に拡げましょう!
小林 薫
国家資格キャリアコンサルタント
オフィスりふれくしょん(個人事業)
中小企業向け人財戦略・人事働き方支援サービス/キャリアの知見から、すべての人に「生きる」をテーマに未来への一歩を踏み出すきっかけを提供
大手人材派遣会社・大手物流会社からキャリアコンサルタントへ転身