自分の幸せは自分で決める。
その幸せに向かって行動する。
これは仲間がいるからこそできること。
仲間との出会いが私を変えた。
碓井英司
usui eiji碓井英司(うすいえいじ) 3人の子どもたちに自律した大人に育ってもらいたいと国家資格キャリアコンサルタントを取得。「その人らしい生き方」の支援を軸に会社員、キャリアコンサルティングの研究活動、消防団員、PTA副会長、ソフトボールのコーチ、サッカーのコーチと多様な領域で活動中。らしさは個性、個性は強み、その人の強みを活かすことで笑顔を引き出すがモットー。 ※インタビュー当時のものです
プロティアンキャリア戦略塾入塾の背景(私のキャリアの歩み)
夢や情熱をいつしか忘れ、ただただ無難に生きていければそれでいいと、2005年新卒入社した頃は考えていました。そこに待ったをかけたのは2011年に誕生した第一子でした。私がしっかりしないとこの子まで巻き込んでしまう。この子の未来や可能性を私が潰してしまうことは絶対にしたくない。私がこの子に明るい未来、可能性を感じられる社会をプレゼントするのだと密かに決意をしていました。といっても、何から手を付けてよいのか、どうしたらよいのか皆目見当もつかず、悶々としながらもこの子と二人三脚で一緒に学びながらやっていくのだと日々奮闘していました。その日々に限界が訪れたのは第三子が生まれたことがきっかけでした。子ども3人に対して親2人。五人六脚の子育てでは私の求めていたことが実現できないことに気づきました。私は私の思う明るい未来ではなく3人の子どもたちがそれぞれ思い描く未来をプレゼントしたかったのです。そんな時に偶然キャリアコンサルタントの資格があることを知り、調べてみるとなんと「その人らしい生き方」を支援することができるとわかりました。これだ!と直感が働き、その勢いのままキャリアコンサルタント養成講座受講、資格取得まで駆け抜けました。
プロティアンキャリア戦略塾(以下、戦略塾)入塾を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
動くのは今。自分の直感に賭けた。
キャリアコンサルタント養成講座で学ぶ過程において、自分の内面が徐々に言語化されました。改めて、私のやりたいことは「その人らしい生き方」の支援なのだと思いを強くしました。子育てに活用しようと考えたことが、養成講座に通うきっかけではありましたが、「その人らしい生き方」の実現こそが、私自身の人生の中で大事にしたい軸になるのだろうという予感がありました。とは言え、無事にキャリアコンサルタントの資格を取得したものの、次の行動が課題でした。子育ては兎も角として、仕事においては養成講座で学んだキャリア面談と、私の1日中PCと向き合って作業する担当職務とがかけ離れており、どうしたら学んだことを活かせるのかイメージさえ持てませんでした。
そんな中、ACCNのテーブル活動に「企業におけるキャリアコンサルタントを定義し、キャリアコンサルティングの導入を段階的にアプローチする方策を検討すること」をテーマとした活動があることを知り、飛び込みました。テーブル活動の中で、ないものは作ればいいこと、今までと同じことをやっていたのでは新しいことはできないことを徐々に学んでいきました。また自分の直感を信じて行動することが自分らしい生き方につながっていくことも分かってきました。
そしてプロティアン戦略塾にも出会いました。最初に目にしたのはFacebookだったように記憶しています。コロナ禍の真っ只中、学校が休校になり、仕事も満足にできない、時が止まった感覚のあった状況で戦略塾は第2期生の募集中でした。驚きました。今このときでもできることがあることに。やろうとしている人がいることに。その人に出会えたことに。思い知りました。私に足りないものを。今は立ち止まるのではなく行動するときであることを。今こそ「その人らしい生き方」の支援を実現させるチャンスであることを。まずは私自身が自律して自分らしい生き方を実践・発信することの必要性を。ここでも直感に従って入塾を決意しました。
戦略塾で学ぶ魅力は何でしょうか?
実践を通しての学びが自身に蓄積される。その蓄積の実感が得られる。
学ぶだけに留まらず、実践期間で自身の自律を実現させることが大きな魅力の1つです。そのために、同期の仲間の存在は本当に大きいです。プロティアンの実践においては心理的幸福感・心理的成功を高めることに主眼を置きます。戦略塾にはこの考え方に共感した仲間が集まってきます。「自分の幸せは自分で決めるものであるし、一人ひとり違うのは当たり前」という価値観を仲間で共有できる場、それが戦略塾です。今まで心に蓋をしていた思いをさらけ出しても、互いに受け止めた上での助言までもらえる、貴重な関係性を築けます。更に入塾して初めてわかったことですが、タナケン先生を始めとした講師のみなさんも自分自身が「プロティアン」であろうという同じ思いを共有する心強い仲間でした。私は、自律することについて、自分自身と徹底的に向き合い、ともすれば自分対自分の個人戦のようなイメージを持っていました。戦略塾で学ぶ過程でそれが間違いであることを、実体験を通して学ぶことができました。確かに打席に立つ瞬間は自分一人かもしれません。しかしこのような仲間との強い結びつきがあるため、打席に一人で立つ瞬間さえも仲間とともに戦っている感覚があります。仲間がいるからこそ自律できるのだと学びました。
卒業後、働き方、生き方において変化はありましたか?
行動しながら学び、学びながら行動することが習慣化したこと。
働き方、生き方の変化は卒業後と言わず、受講期間中からどんどん変化していきます。プロティアンでは、キャリアは蓄積するものと捉えます。経験を蓄積するには、行動する他に手段はありません。短期的な成功・失敗に捉われることなく、自らの人生での成し遂げたいことに向けて経験を学びに変換し蓄積するために行動を起こすようになりました。その行動の一つがこのように私の経験を発信することです。メディアProteanのキャリアコラムでも私が執筆したコラムを掲載いただいています(“子育て”というキャリアの積み方 など複数)。Twitterも始めました。この変化は私にとって思いもよらぬものでした。情報を受け取る専門の読み手だった私が社会に向けて広く情報を発信する書き手となることは、夢にも思っていなかったからです。「その人らしい生き方のできる社会の実現とその中で幸せを感じながらワクワク生きる人を一人でも多く増やす」、これが私の人生の目標です。冒頭で夢や希望を忘れて無難で平坦な生き方をしていたことを述べました。今では、夢や希望が頭の中いっぱいに溢れています。なんとかなる、そう信じて社会環境の変化に適合していくために、ビジネスシーンで必要とされるスキル・センス・マインドなどを試行錯誤し改善していきたいと、今は考えています。勿論ビジネスに限らず、子育てだって家事だって蓄積することで心理的幸福感の高い人生(キャリア)を歩み始めています。
戦略塾で得たものは何ですか?
自分らしく社会に貢献する術。それは自分らしく自分の人生を生き抜く術。
戦略塾で得たものは沢山あります。『仲間』『学びあう環境』『打席に立つ覚悟・一歩を踏み出す勇気』『人生の目標』『自律の習慣』、そして『解放』。私はこれまでの人生経験で培われてきてしまったしがらみや固定観念から解放されたように感じています。心が軽いです。時には疲れてお休みすることもありますが。このタイミングにこの戦略塾で得られたことに私にとっては大きな意味があり感謝をしています。まだプロティアンに触れておらず、何かから解放されて自分らしさを取り戻したいという想いが心のどこかにある人に、今度は私がその機会を届けていきます。
戦略塾に興味をお持ちの皆さんへ、メッセージをお願いします
あなたの幸せはあなたが決める
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。ここを読まれているということはきっとそういうことなのだと思います。はい、もう半分仲間みたいなものですね。あなたと実際にお会いできる機会を楽しみにしております。Be protean!でいきましょう。
(関連情報)
■Twitter
https://twitter.com/usuieig
■キャリアコラム
“子育て”というキャリアの積み方 https://protean-career.or.jp/column/archives/359
パパ育休2回取得して思う地域活動のススメ https://protean-career.or.jp/column/archives/668
男30代、今から始める居場所づくり https://protean-career.or.jp/column/archives/823