お知らせ

2023.03.03

法人向け

「プロティアン・キャリア」でアスリートの価値を最大に。指導者や支援者向けにキャリア合宿を実施

組織と個人のより良き関係性構築と個人の主体的なキャリア開発を支援する一般社団法人プロティアン・キャリア協会 (東京都新宿区、代表理事:田中研之輔・有山徹、以下、「当協会」)の内部組織である「アスリートキャリア・ラボ」は、現代版プロティアンキャリア理論をベースとしたアスリートを支援するためのコンテンツを開発。福岡県で2022年12月にアスリート、及び指導者や支援者を対象とした合同合宿を実施したことをお伝えいたします。

詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000056057.html


■ゲスト 山下慎一氏(福岡大学法学部教授)コメント
とても有意義な機会をいただきありがとうございました。今回のイベントは合宿という性質上、少人数で密度高く双方向性を高めた講演となり、参加者全体の熱意も強く感じることができました。
指導者の皆さんの感じる時間軸と、選手にとっての時間軸は、おそらく異なっていると考えられます。指導歴が数十年に及ぶことはありえますが、選手にとって同じ指導者から指導を受ける期間は数年間に過ぎないことがほとんどでしょう。しかも選手にとっては、その数年間が、競技人生にとっても、人生全体にとっても、非常に重要な期間を占めることもしばしばです。
それにもかかわらず、あるいは、それであればこそ、指導者の皆さんの言葉や考え方が、選手たちにとっては、場合によっては一生の指針、すなわちキャリアの指針になりうると考えます。とすると指導者の皆さんがどのような考え方や態度、志向をお持ちかということは、選手個人にとっても、スポーツ界全体、さらには社会全体にとっても、想像以上の影響力を有しているように思われます。
私自身も学術において学生を指導する身として、その苦労や責任の一端は想像できているつもりです。指導者の皆さんの苦労や責任を共有しながら、「良い指導」とは何か、「良い指導」を支えるために何が必要なのかを、共に考えていくための機会となりました。

■ゲスト 横江怜氏(フットサル元日本代表)コメント
このような貴重な機会をいただけたことに感謝したいです。今回の主なターゲットである指導者に対し思うこととして、カテゴリーや年代によってアプローチは変わるものの、目先の勝利だけが大事ではないと考えます。
今の結果も求めなきゃいけないバランスも大変難しい作業だと思いますが、大事なのはその選手の未来であり将来だと考えています。時間がかかることだと思いますが、選手というのは後から気付かされる部分は多々あると思います。
その未来につながる要素、すなわちキャリアを形成していくためにはブランディングも必要ですし、イメージ作りやマインドを時間をかけて作り上げることが活躍の場を広げることにも繋がると思います。その実態でもあった今回の話が、皆さんの活動のヒントやアクションを起こしていくためのきっかけになれば嬉しいです。
またこのような機会があれば是非協力していきたいですし、こういった活動が広く普及されていくことを願っております。本当にありがとうございました。指導者の方々は自分の信念がどこにあるのか、そこはブレずに貫き通すこと、そこでの信頼関係を選手と日々作り上げることがすごく大事かなと思います。

■運営「アスリートキャリア・ラボ」 コメント
「アスリートキャリア・ラボ」としては、2日間の合宿を通して、まず一歩を踏み出せたことが今後の活動においても大きな収穫となりました。また、当日は福岡県スポーツ局スポーツ振興課の方が視察に訪れるなど、地域との関係構築のきっかけにもなり、今後の活動の可能性を広げることができました。しかしその一方で、アスリートのキャリア支援を行っていくうえでの課題も明確となり、今後どのようにして対応していくかが1つのカギとなりそうです。今回の合宿の結果を踏まえ次回の開催に向けて活動していくとともに、他の団体とも連携しアスリートのキャリア支援の輪を拡げていく活動に努めていきます。アスリートのキャリアの可能性を拡げていくためにも「アスリートキャリア・ラボ」は活動していきます。

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